日々の生活に欠かせないスマホ、綺麗に使っていますか?スマホは毎日のように使うものなので必然的に汚れてしまいますし、傷がついたり等の劣化も避けることができません。しかしスマホにガラスコーティングを施せば、スマホの画面は綺麗に蘇りますし、落下時のひび割れ等のダメージを防ぐことも可能です。この記事では、スマホのガラスコーティングとはどういったもので、どのような効果があり、どのくらいの料金がかかるものなのかを解説します。
1.スマホの「ガラスコーティング」とは?
スマホは毎日使っていると指紋等の皮脂で汚れてしまいます。また人によっては落下させてしまって画面が割れた状態で使っている人もいますが、街中でスマホを使っている人を見ると、スマホをつい落としてしまって画面がひび割れてしまう人も少なくありません。こうした皮脂汚れや画面割れを防ぐために、スマホのガラスコーティングという技術が提供されているのはご存知でしょうか?
スマホのガラスコーティングとは、その名の通り、ガラスでスマホをコーティングすることです。では、コーティングとはそもそもどういった技術なのでしょうか。
コーティングとは物体の表面を定着可能な物質で覆うことを言います。他のもので例えるなら、建物や車などの耐久性を高め、傷やサビなどの表面劣化を防止するメッキや塗装のような技術と思ってもらって良いでしょう。
スマホのガラスコーティングとはそうした技術を応用して、スマホの画面あるいは背面も含めた全面をガラス質の物質で覆うことを言います。
スマホをガラスで覆うことで落下時の耐久性を高めたり、より汚れにくい状態を保ったりすることが可能です。ですから、スマホの外観は必然的に美しくなりますので、こうした効果からスマホのガラスコーティングは「スマホのエステ」とも呼ばれています。
2.スマホのガラスコーティングはどういう仕組み?
スマホのガラスコーティングとは具体的にどういった仕組みなのでしょうか。
先ほども少し触れた通り、スマホの画面あるいは背面も含めた全面に渡って「コーティング」、すなわち表面処理を施すのですが、ガラスをコーティングするってどういうこと?と思った人ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。
スマホのガラスコーティングとは、車や家の窓などに施される防弾ガラスの技術を応用したもので、ナノ化された液体状の「ガラスコーティング剤」を用いて行われます。こうした液状のガラスをスマホの表面に塗布することで、スマホの表面硬度を「9H」に高めます。
「9H」とはJIS規格において定められている鉛筆硬度です。一般的な鉛筆の場合は硬くても2H程度ですが、工業用に用いられる製品の場合、9Hという非常に硬い鉛筆で引っ掻き試験が行われ、硬度「9H」とは、9Hの硬い鉛筆でも傷がつかないということを表します。
9Hは、サファイアガラスと同等の硬さと言われ、カッター等の刃物では殆ど傷がつけられないほどの硬さです。こうした事実から、かなりスマホが頑丈になるということがおわかり頂けたのではないでしょうか。
3.スマホのガラスコーティングの効果とは?
スマホのガラスコーティングによって、スマホは劇的に頑丈になることは説明しましたが、それ以外にも様々な効果があります。
まず実感としてわかるのは、ガラスコーティングを施したほうが明らかにスマホの質感が滑らかになるということです。質感が滑らかになることによって操作性が上がることはもちろん、液状ガラスが表面の細かい凹凸を均し屈折を改善し、よりクリアで鮮明な画面に生まれ変わります。
また、コーティングする前の液晶画面にはもともと細かい凹凸があるために指紋などの皮脂汚れが付着しやすくなっていますが、ガラスコーティングによって細かい凹凸が殆ど無くなり、指先の皮脂が付着しにくくなります。
指紋などの汚れはクリーナーなどの柔らかい布で拭けば落ちるので気にしない人も多いですが、ガラスコーティングによるスマホの防指紋効果は意外にも重要です。指紋をいちいち拭く手間が減る、というのは思っているよりも時間の無駄を減らし、快適性を劇的に高めます。
業者によっては抗菌効果も追加で付けることが可能ですので、トイレの便座以上に汚いと言われるスマホの表面をより清潔にする効果もあります。
4.スマホのガラスコーティングの料金相場は?
スマホのガラスコーティングの効果もある程度理解していただいたところで、ここからは気になる料金について解説していきましょう。
スマホのガラスコーティングは、基本的には専門の業者に依頼して施工してもらうことになります。インターネットで検索していると自分でコーティング剤を塗布する方法なども解説されていますが、経験豊富なプロの業者に頼む方が確実ですし合理的です。
インターネット等で業者の価格一覧を調べることが可能ですが、業者による差はそこまで大きくなく、概ね同じような価格での施工となっています。
値段としては、スマホの場合、片面:3,000円 両面:5,000円ほどが相場です。参考までに他の機器の場合はどうかというのを簡単に記すと、iPadなどのタブレットの場合は片面:5,000円 両面:8,000円が相場で、Apple Watchなどのスマートウォッチの場合は片面:3,000円ほどとなっています。
抗菌効果をプラスする場合は上記価格に+500〜1,000円ほど加算された値段です。思ったよりもリーズナブルに施工か可能だというのに驚いた方もいるのではないでしょうか。上記のような効果を両面ガラスコーティングでも5,000円札1枚で得ることができるとすれば、やってみよう!という気持ちになってくるのでは?
5.まとめ
以上、スマホのガラスコーティングについて、仕組みや効果、料金の相場などを一通り説明してきました。スマホは毎日使うものですから、なるべくなら劣化やダメージは防ぎたいものです。そのためにスマホのガラスコーティングは非常に効果的です。
ガラスコーティングはスマホをただ頑丈にするだけではなく様々な効果があり、5,000円前後の価格でそうした効果が得られると考えれば、値段以上の快適性を得ることができそうです。